アニメ監督はアニメーション制作において全ての決定権を任された最高責任者を指します。制作の全体を統括する極めて重要なポジョションですが、仕事内容は具体的にどのようになっているのか意外と知らない人も多いのではないでしょうか。今回はアニメ監督の1日の流れや収入などについて、解説していきたいと思います。
アニメ監督の1日の流れ
企画を立ち上げる
アニメ監督の仕事は最初に企画を立ち上げる所から始まります。
スタッフを招集
企画が通った場合、制作の力となってくれるスタッフを確保しに行きます。ここで出来る限り優秀な人材を集めるのが監督の腕の見せ所です。
シナリオ、作画、背景を作る
制作に必要な人員が揃ったところで、アニメの基盤となるシナリオや作画、背景を作る作業に入ります。自分達のオリジナルアニメの場合、シナリオは脚本家などに依頼するケースが多いです。その他のキャラクターの設定や背景などは主に監督自らが形を作っていきます。
効果音やセリフを加える
これは完成したアニメに効果音やセリフを加えてゆく段階です。この時、監督は声や特徴が適しているであろう声優を探しに行きます。その後は、アフレコやダビングに指示を出しながらアニメを徐々に仕上げていきます。
アニメ監督の重要な任務「絵コンテ」
「絵コンテ」というのは、シナリオを基に作られたアニメーションの設計図の事を言います。この「絵コンテ」というのがアニメ制作における非常に重要な工程で、アニメ監督が描いた「絵コンテ」を基にスタッフ一同は作業を進めて行くのです。一般的に「絵コンテ」の作業は2週間〜4週間で終わると言われています。
アニメ監督の収入
アニメ監督の収入についてですが、これと言って特に定まっておらずピンキリです。なぜかというとアニメ監督と言っても雇用形態に種類があり、有名メーカーや中小メーカーで監督を務めている方もいれば、中にはフリーランスで監督をしている方も存在するからです。ただ大まかな平均年収がインターネット上などに載せられており、大体の所では平均年収がおよそ500万と言われています。
まとめ
アニメ監督はアニメーション制作を束ねる極めて重要なポジョションであり、その仕事内容も欠かせないものとなっています。また年収に関しては人によって様々なので特に定まってはいませんが、アニメ制作における高い役職であることは確かですので、他のアニメ業界の職種と比較して年収は高い傾向にあるでしょう。