アニメの仕事:役職について③

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アニメーションは、アニメーションだけでなくセリフやBGMなどが重要になってきます。
作品を作る上で必要な役職はいくつかあり、音響監督やキャラクターデザイナー、CGアニメーターなどの仕事もあります。
今回はこれらの仕事の内容や、なり方についてお話ししたいと思います。

キャラクターデザイナー

仕事内容

キャラクターデザイナーは、ゲームやアニメなどのキャラクターをデザインする役目があります。
主に絵を描いたり、初めからキャラクターを作ることもあります。また、ゲーム設定など大体の設定があるので、それに応じてシーンや物語に合うキャラクターを作ります。
中でも、有名なデザイナーになると自身が作ったキャラクターを元にストーリーや設定を作ることもあります。
勤務形態は、主にゲーム会社に勤務する形になります。

なり方

キャラクターデザイナーの仕事をするためには、学歴や資格は関係ありません。
アニメやイラスト、ゲームデザインなどの課程がある専門学校に進学するのがおすすめです。
勤務先はゲーム会社やアニメ制作会社が殆どで、こういった会社では実務経験を持っている人、必須のスキルを得るためのトレーニングを受けている人を優先して採用します。
専門学校は、キャラクターデザイナーの仕事をするための総合的なスキルを磨くのに役立ちます。
また、就職先の仲立をしてくれる学校もあるので仕事を見つけやすいです。

CGアニメーター

仕事内容

アニメーターは、デジタル技術を駆使してアニメーションを制作する仕事です。
主に2Dや3Dでつくられたグラフィックに動きの表現をつけていきます。
手法にはキーフレームアニメモーション、モーションキャプチャなど色々な手法があるのですが、グラフィックが醸し出すリアルな動きを追求することが必要になり、それを再現するイメージ力と技術力が重要になってきます。
色々な3Dソフトを使用するので、基本的なソフトの使い方は押さえておいたほうが良いです。
また、世の流行や趣向なども追えるようアンテナを常に張っておくのがベターでしょう。

なり方

CGアニメーターに就く場合は、就職の際はCGデザインを学んだ人から優先的に採用されるので、CGアニメーターになるためには大学や専門学校で学ぶのが良いです。
従来のアニメーターとは異なり、活躍の場はテレビや映画、ゲームなどのアニメーションの仕事にとどまりません。
CMの制作現場でも多く仕事があります。就職先も多く、手描きのアニメーターより採用率が高いです。安定した収入と生活が保障されるので、オススメの職業になります。

音響

仕事内容

音響監督は、アニメ作品や洋画などの音の収録現場での責任者になります。
アニメ作品内の声や音楽、SE(効果音)などの収録は、音響監督の指示で進行していきます。
声優のセリフ録りのときはセリフに込められたニュアンスやキャラクターの気持ちが伝わるように演技指導を行います。

なり方

音響監督の仕事は、アニメ業界で求人情報が公開されることはありません。
音響製作会社等でミキサーやエンジニアといった音響制作スタッフとしての経験を経てから音響監督になる場合が多いです。
そういった会社に入るためには、音響に関する知識を最低限把握していなければなりません。音響製作会社で働いているほとんどの人は、専門学校で知識を身につけて就職している人が多いです。ですので音響監督として活躍したいという気持ちがあるのであれば、独学では限界があるので専門学校へ進学することをオススメします。

まとめ

3つの仕事を紹介しましたが、どの職種も就職の際に技術や実務経験を求められることが多いので、自分がここで学んでみたいと思った学校に通って学ぶのが良いでしょう。様々なサイトでそれぞれに合ったおすすめの学校が紹介されているので、そういったサイトを利用してみるのはいかがでしょうか。

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