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動画マンの仕事とは?収入は?どうやってなるの?


動画マンとは主にアニメに動きを付けていくお仕事で、アニメーション制作においては絶対欠かせない存在です。
本日は動画マンを目指す方、または少しでも興味がある方のために、その具体的な仕事内容から収入、安定して長く働けるかどうかなど、気になるポイントを分かりやすくご説明していきます!

動画マンとは?

動画マンとは、正確に言うと「アニメーター」という大きなくくりにある一つの業種のことを指します。アニメーション制作においては、原画マンが描いた絵に作画監督の修正を参考にしながら動きを付けていくのが主なお仕事です。アニメーターは細かく分類すると「動画マン」と「原画マン」の2種類に分けられ、主に新人や若手が担当するのが「動画マン」になります。

仕事内容

具体的にはまず、原画マンが描き終えた原画・設定資料・タイムシートを受け取り、原画マンが書いた原画を動画用紙にトレースしていきます。
トレースをする際には、作画の線を崩さないように、慎重に作業を進めていく必要があるのでかなり神経を使います。
そしてトレースをし終えた後は、原画と原画の間に中割りを描きアニメーションに動きを持たせていきます。
一通りの中割りが書き終わると、パラパラとめくってみて違和感がないかどうかを確認し、問題がなければ清書に移ります。
清書を仕上げ、出来上がったものを担当者に渡し、動画全体に不自然なところが見当たらなければ、一連の作業は終了となります。

収入と将来性

現在、動画マンの平均年収は110万円程度と言われています。
20代前半の民間企業の平均年収が250万円程度なのを考えると、かなり低い数値となっていることが分かります。
原因としては主な給料形態が歩合制であるため、若手の時代は技術的にどうしても低くなりやすい傾向にあります。
しかしながら、近年はアニメーターにも固定給制を採用している会社が増えてきており、加えて過度な残業を禁止する企業も増え、徐々にアニメーター業界は働きやすい環境へと変わってきています。

また将来性に関して、近年はテレビアニメ以外にもネット配信を目的としたアニメも増え、人手不足が進んでいます。そのため、国内での制作では追いつかず、海外にアニメーション制作を発注しているケースが増えてきています。
現在のような人手不足がさらに深刻化して行けば、これまでのように制作を続けられなくなる可能性もあるため、将来性を心配せざるを得ない状況となっています。

動画マンになるには

実は動画マンになるためには、特別な資格が必要というわけではないのです。
画力さえあれば誰でもなれる可能性があるのですが、ただ、仕事として求められるクオリティの絵が描ける技術力に達するまでの道のりは決して楽ではありません。
そのため、専門学校や美術学校に通って技術を身に付け、制作会社に就職するというのが一般的なルートになっています。
しかしながら、学校に通わずとも独学で絵の勉強をし動画マンになる人も少なからず存在します。
そういった方々は自ら直接企業に制作物を売り込んだり、企業のwebページから直接応募したりして動画マンになっています。

まとめ

動画マンに関する説明は以上になります。
多忙な割に収入が少なく将来性もあまり期待できないというイメージはまだまだありますが、これからも徐々にアニメーターにとって働きやすい環境へと改善されていくことでしょう。なので、憧れや夢を持っている人であれば、思い切ってアニメーター業界に飛び込んでみるのも選択してしては十分アリだと思います。

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