アニメを見るのが好きな人であれば、一度は作り手側になってみたいと思ったことがあるのではないでしょうか。
でもアニメを作るなんて夢のまた夢……なんて諦めるのはまだ早い!
アニメの専門学校に通ってその夢を叶えましょう。
アニメ専門学校ってどんなところ?
アニメ専門学校とはアニメに関わる技術を学べる学校のこと。絵の技術から進行管理や演出・声の演技などアニメに関わることであればすべて学ぶことができます。
基礎から専門知識まで幅広く学べるので、初心者でも着実に実力を身に付けられます。
どんな人が通うのか
将来アニメ業界で働きたいと思っている人がほとんどでしょう。また一度は違う職種についたものの、アニメ業界で働くために通っている人もいます。
また目指しているところは同じアニメ業界であっても、アニメーターを志している人もいればCGクリエイターや制作進行・声優など目指している職業は様々な人が集まってきます。
アニメ専門学校で身に付けられるスキル
もちろん選考しているコースや学校によって多少の差はあります。
アニメーター志望であれば動画の描き方やデジタル作画の方法・原画の描き方など。声優コースでは発声練習や業界研究から始まり、殺陣やパントマイムなども学びます。
卒業制作の際にはコースの枠を超えて本格的なアニメを制作するため、学んできた絵の描き方などを生かせるのはもちろんですがチーム内でのコミュニケーション能力も身に付けることができます。
おすすめのアニメ専門学校
デジタルアーツ東京

学費
高校生:2,220,000円
大学生・短大生・専門学校生:1,620,000円
※別途テキスト代などが必要になります。
特徴
1クラス15~20人の少人数制を徹底しているため、生徒と先生の距離が近い!
質問もしやすくクラスメイト同士の団結も強くなるので、コミュニケーション能力も高くなります。
少人数なので講師の目も届きやすく、一人一人に合った指導をしてくれますよ。
またデビューするためのサポートが手厚いのも特徴。
有名アニメ制作プロダクションの会社説明会を実施しているので、採用担当者に直接質問をすることもできます。アニメという特殊な業界での就職活動への不安や疑問を解決することができますね。
またアニメスタジオ見学する機会があったり、先輩が活躍する現場でインターンシップを経験できたりとプロの仕事に触れる機会が多いのも魅力です。
デジタルアーツに協力している企業も多く、アニメ業界とかなり強い繋がりある専門学校だと言えるでしょう。
東京アニメーションカレッジ

総合学科
- アニメプロデュースコース
アニメーション学科
- アニメーターコース
- CGアニメーションコース
学費
- 【一年次(全学科共通)】
- 1,350,000円 ※入学金含む
- 【二年次】
- 総合学科:1,250,000円
- アニメーション学科:1,282,000円
- 【三年次】
- 総合学科:1,282,000円
※別途テキスト代などが必要になります。
特徴
制作・演出など全体のプロデュースができるクリエイターを目指す総合学科。アニメーターや3DCGアニメーションなどのプロフェッショナルを育てるアニメーション学科。
トータルプロデュースか一つの分野を突き詰めるのか。自分に合った方向を選べるのが特徴です。
代々木アニメーション学院

アニメ・ゲーム学部
- アニメーター科
- アニメ背景美術科
- アニメ監督・演出科
- アニメ音響科
学費
イベント・体験入学などで相談。
特徴
音響や背景美術など、細かい専門学科がある点が一番の特徴です。具体的に自分が就きたい職種が決まっている人におすすめの専門学校。
また代々木アニメーション学院は日本の幅広い地域に校舎を持っているため、地方に住んでいても通うことができます。
東放学園映画専門学校

アニメーション映像学科
学費
- 一年次:1,383,610円
- 二年次:1,170,000円
※別途テキスト代などが必要になります。
特徴
アニメ制作に関わるすべての工程を二年間で学べるカリキュラムになっているので、自分の適性を見極めることができます。
また志望している職種以外についても学び理解を深めるため、現場に出てから自分とは違う職種の担当者ともコミュニケーションをとりやすくなります。
アミューズメントメディア総合学院(AMG)

アニメーション学科
- アニメーター専攻
- アニメ監督・演出専攻
アニメ・ゲーム3DCG学科
学費
各学科・専攻によって異なるため、ホームページから資料請求・または説明会などで相談。
特徴
AMGの一番の特徴は在籍している生徒と現場で活躍している先輩が共同でプロジェクトを行うカリキュラムがあることでしょう。
社会人クリエイターと共に作品を作り上げた経験は就職に大きく働き、制作物もクオリティの高いものになります。
デビューするチャンスが多くなる点が魅力的ですね。
自分に合ったアニメ専門学校を見つけるには

アニメの専門学校はひとつだけではありません。複数の専門学校を比較して、自分に合ったカリキュラム・設備や環境があるかを確認しなければいけません。
自分に役立つアニメ専門学校の見つけ方をチェックしておきましょう。
アニメ専門学校へ体験入学しよう
アニメ専門学校の雰囲気や設備・環境を知るためには、体験入学がおすすめです。
実際にアニメ専門学校の校舎に入り、校内を見学したり在校生と話をしてみたりすると学校生活がどのようなものかがわかります。
また体験入学では実際の授業を体験することができ、そのアニメ専門学校が使用している道具にも触れさせてもらえるので自分が入学したあとのことを想像することができるでしょう。
パンフレットを見るだけではなく、実際に見に行く・体験することが重要です。
また体験入学に参加すると講師の先生たちとも直接話すことができます。
自分が尊敬できる・目標にできる・相談しやすそうな先生がいるかを確かめてみるとよいでしょう。
アニメ業界のことや制作の知識・技術などを質問してみると、その先生の教え方がわかります。たくさん質問をして雰囲気を掴んでくださいね。
就職実績をチェックする
アニメの専門学校に通う理由。それはアニメ業界に就職するためだと思います。
アニメの専門学校に入学したのに就職する道筋がなかったということにならないためにも、必ず先輩たちの就職実績を確認しておきましょう。
就職実績を確認するときに重要なのが、どのような作品を作っている会社にどれくらいの人数が就職しているかということ。
先輩たちが就職した会社によって各アニメ専門学校の強みがわかることもあります。
自分は将来このアニメを作っている会社に就職したいという思いを持って、確認するようにしましょう。
講師陣の実績を確認しよう
「体験入学」の項目でも少し説明しましたが、アニメ制作の技術・知識を習う講師陣は重要。
アニメ専門学校のカリキュラム内容が似ていても、教える講師によって内容は大きく異なるからです。
そして自分が尊敬できる先生や自分が目標としているアニメ作品に携わっている人であれば、授業内容すべてが面白く感じられ吸収しやすくなるはずです。
講師の先生たちがどのようなアニメ作品に、どのような職種で携わってきたのかも学校選びをするときの大きなポイントになります。
また授業を受けたいと思える講師の先生が見つかった場合、どれくらいの頻度で授業を行っているのかも確認しておくと良いでしょう。
カリキュラムが自分に合っているか
アニメ専門学校のカリキュラムは同じように見えても、各学校ごとに異なります。
どのような道具を使うのか・基礎はどの部分から始めてくれるのか・クラス分けは何人制なのかなどなど。
カリキュラムをしっかり確認しておかないと自分が身に付けたいと思っていた技術・知識が身につかないということになってしまいます。
そうなると将来目指していた職種への道が遠くなってしまう可能性も。
自分がなりたい職種に必要なカリキュラムなのかを確認して、さらに自分に合った教え方をしてくれるのかも見極めなければいけません。
まとめ
同じアニメ専門学校であっても、様々な特徴があるんですね。どのような学科がありどのようなことを学べるのかをしっかりと調べて、自分に合うアニメ専門学校を見つけましょう。
夢を掴むための第一歩はアニメ専門学校選びから!