アニメ専門学校を卒業したら、制作会社などの就職試験が待っています。もちろんいきなり面接ということはないので、応募するための書類を揃えなければいけません。
履歴書や自己PR書、それから……ポートフォリオ！ アニメ専門学校でたくさんデッサンなどをしてきたと思いますが、そのまま提出して大丈夫？
志望するアニメ制作会社に採用されるためのポートフォリオ制作を考えましょう。
アニメ専門学校卒業後・採用されるポートフォリオ
まずは応募要項をチェックしよう
アニメ制作会社によって求める提出書類は違います。ポートフォリオの枚数や大きさが指定されている場合もあれば、すべて自由で応募者にゆだねられているところもあります。
規定に沿わないものを出してしまうと、内容をチェックされる前に不採用が決まってしまうこともあるので十分に注意が必要です。
ポートフォリオ① デッサン
作画の基礎技術がわかるデッサンはポートフォリオに入れておくとよいでしょう。描くのにかかった時間も明記しておくと、より実力が伝わります。
ポートフォリオ② 背景
奥行きを表現した絵を入れておくとよいでしょう。異世界系・日常系どちらの背景でも構いませんが、物語性を感じさせるよう心がけて描きましょう。またキャラクターを背景の中に入れることもおすすめします。
ポートフォリオ③ クロッキー
短時間でどれだけの作画を描けるかを伝えることができます。様々な姿勢・ポーズの絵を描きましょう。アニメーターは人間の骨格を理解していないとキャラを動かせないので、クロッキーが上手いと有利です。
ポートフォリオ④ オリジナルイラスト
自分自身が作ったキャラクターを入れておくと、社風に合った絵柄か会社も判断しやすいでしょう。ただしオリジナルイラストだけを大量に入れすぎないよう注意しましょう。
きちんと実力を示せるよう、デッサン・クロッキーと同じ分量にしましょう。
まとめ
ポートフォリオを提出するときには、審査する人のことを考えなければいけません。
あまり多くのポートフォリオを送ってしまうと、審査も大変になります。審査しやすいことに加え、情熱をアピールできるポートフォリオ制作を心がけましょう。